スローなフィルム生活

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3月にカメラにセットしたフィルムをようやく撮り終えた。4ヶ月。なかなかのスローペースだった。

この4ヶ月は転職があり、生活パターンが激変した。フィルムどころか、スマートフォンで写すものも日々の食事だけ、という日が続き、ようやくフィルムまで戻ってきた感じである。

いまの時代、フィルムで何かを写そう、というのは自分にとってはかなりの道楽だから、気持ちに余裕がないとなかなかできない。フィルムで写して、現像を待ち、データ化をして、やっと自分が写した光景を目にすることができる。これだけの時間を待つことができるほど、やっと心にゆとりができたのだろう。

そんな状態の間に、フィルムが何本も期限切れを迎えてしまった。少しペースを上げて、でもスローに、フィルムに向き合うとしよう。

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国島 丈生
レンズの向こうの記憶

情報科学分野の大学教員。遠距離通勤の道すがら写真を撮る毎日。小さいカメラが好き。BSD/Mac/Ruby/Rails/Web/関数型言語/マークアップ言語/弦楽四重奏/ルネッサンス音楽/フェルメール/北欧デザイン/写真/組版/タイポグラフィ/浄書/中世文学/陶磁器/書