雨は見慣れた風景を美しくする

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雨の日や雨上がりは、カメラを向けたい瞬間が多い。

例えば、アスファルトの路面。ふだんはまったく気にも止めないものなのに、雨に塗れるだけで、景色をやわらかく写し込む鏡になる。雨が上がっても、鏡の名残りが水溜りとして残る。

そして、今日も自宅まわりは雨。帰宅するころには雨が上がり、濡れた路面と水溜りが残っていた。夕暮れどきの薄暗い光を反射する路面に、今日もカメラを向けた。

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国島 丈生
レンズの向こうの記憶

情報科学分野の大学教員。遠距離通勤の道すがら写真を撮る毎日。小さいカメラが好き。BSD/Mac/Ruby/Rails/Web/関数型言語/マークアップ言語/弦楽四重奏/ルネッサンス音楽/フェルメール/北欧デザイン/写真/組版/タイポグラフィ/浄書/中世文学/陶磁器/書